理系のF1解説

F1をテーマとしたブログです。理系の解説とありますが、基本的に個人のファンによる意見と捉えていただけると幸いです。

F1用語集

F1 用語解説 ディレイト

投稿日:2021年5月14日 更新日:

F1の実況解説を見ていると、「ディレイトがかかった!」という言葉を

耳にすることがありますが、これはどういうがどういう意味なのか、

また、どのように判断しているのかを解説しようと思います。

ディレイトとは

ディレイトとは、英語でderateであり、出力を下げるという意味です。

現代のF1はハイブリッドシステムを採用しており、

エンジンの他にモーターでもマシンを駆動しています。

さらに厳密に言うと、MGU-Kのモーターで駆動しています。

MGU-Kでの駆動はレギュレーションで厳密に規定されており、

1周あたりの放出量が4MJに制限されていますが、

MGU-Hについてはその限りではありません。

しかし、このMGU-Hも常に最大163馬力を発生させ

続けられるほどの容量はありません。

MGU-KとMGU-Hについては以下の記事で解説しておりますので、

そちらをご覧ください。

F1 用語解説 エンジンとパワーユニット

したがって、特にレースペースではこのエネルギーの

マネジメントが鍵を握っており、

戦略差により、モーター駆動をどこで使用するかが見どころになります。

そして、このモーターによる駆動をデプロイメントと呼びます。

このデプロイメントが切れた状態を「ディレイトがかかった」と言います。

どのように判断しているのか

では、そのディレイトがかかった状態をどのように判別しているのでしょうか。

ディレイトがかかる(デプロイメントが切れる)と最大163馬力失います。

その際、全開時に比べ大きく失速するため、後続車に危険を知らせるために

マシンのテールライトが点滅します。

このため、マシンの失速具合、テールランプの点滅で判断することが可能です。

-F1用語集
-, , , , ,

執筆者:


  1. […] F1 用語解説 ディレイト […]

F1 用語解説 テールライト | 理系のF1解説 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

F1 用語解説 ポイントシステム

F1では、毎レース順位を争っており、優勝にはもちろん価値があります。 しかし、やはり目指すべきは、ワールドチャンピオンのタイトルでしょう。 このワールドチャンピオンを決めるポイントシステムについて解説 …

no image

F1 用語解説 予選モード

レギュレーションで禁止されるかもしれないと噂の予選モード。 そもそも予選モードとは何なのでしょうか? 予選モード以外にも「モード」と呼ばれるものはあるのでしょうか? 解説したいと思います。 「モード」 …

no image

F1 用語解説 エンジンとパワーユニット

現代のF1は、エンジン(内燃機関)に加えて、 電気モーターを動力源としたハイブリッドシステムを採用しており、 パワーユニット(PU)と呼ばれています。 そのパワーユニットについてざっくりと解説しようと …

no image

F1 用語解説 スプリント予選

2021年シーズンから新たな試みとして、 スプリント予選が導入されました。 今回はこのスプリント予選での形式と見どころについて、 解説しようと思います。 スプリント予選の形式 スプリント予選とは、その …

no image

F1 用語解説 共通パーツ

F1は同じマシンを走らせるワンメイクレースではなく、 各チームがそれぞれのF1マシンを独自に製造します。 これにより、各チームごとのオリジナリティ溢れるマシンを見ることができ、 F1の魅力の一つなって …